【リネンエプロン】の型紙を応用してアップグレードしたドレスエプロンの作り方~フレアスカート応用の巻
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今回は以前作成したリネンのエプロンの型紙を応用してグレードアップしたドレス風なエプロンの作り方について解説していきます。
以前作ったエプロンは、もともと持っていたエプロンから製図をとって型紙を作ったリネンエプロン?

そうそう、友達から頼まれてデザイン画を元に作ったデザインだよ♪

以前作ったリネンエプロンの作成方法はこちら♪

このときのデザインは前が胸当てのついたフロントポケット付きで後ろはシンプルにヒップ周り


今回はこのシルエットが以下のように変わります。
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前から見たときにはあまり変化は見られませんが、後ろ姿はひと目見てわかるように変わっているのか一目瞭然です。フレアが効いてより一層エレガントなイメージに変わりました。
後見は白いドレスのようなデザインです。
元の型紙は、以前作成したエプロンと同じものですが、少し変えることによって作り方にも少し工夫が必要になってきますので、型紙の置き方についても変化を加えて紹介していきます。
リネンエプロンの型紙をフレアに広げる時の注意点

こちらは以前作成したときの型紙です。
今回はこの型紙のエプロン部分のみ変更を加えてアレンジしています。大きな注意点は4点ほど、要点を以下のようにまとめておきます。
注意点
1・ウエストは同じサイズのままにしておく
2・裾の部分を広げる必要がある

はじめのエプロンスカートの裾幅より、切り開いたスカートの裾幅を大きくする必要があります。この裾を広げる量は、欲しいフレアの程度によって決めていきます。
3・裾の形を整える
脇と後ろで型紙を切り開いていくので、型紙の裾のラインが滑らかな曲線につながるようにします。
このときに注意する点は生地の量が増えるので、縫い代を少なく三つ折りにしていきます。
フレアスカートを作る時の特徴
- フレアスカートに適した生地を選ぶ
- 軽くてドレープ性のある生地がおすすめ
あくまでもエプロンドレスなので、これらの点に気をつけてエプロンのスカート部分をフレアスカートに変えていきます。
フレアスカートを作る時の注意点
ここからは少し余談になりますがフレアスカートについての話をしていきます。
フレアスカートは、ウエストから裾に向けて広がる女性らしいスカートです。美しいシルエットと多彩なスタイルで、多くの場面で活用できます。
フレアスカートの概要から作り方、さらにはスタイリング方法まで詳しく解説します。
フレアスカートは初心者でも挑戦しやすいアイテムってきいたけど・・・?

- フレアスカートの概要
- フレアスカートの製作手順
- フレアスカートの縫製
- フレアスカートのスタイリング
フレアスカートの概要
フレアスカートはウエストでフィットし、裾に向かって広がるデザインが特徴です。
カジュアルからフォーマルまで幅広く使えるので、初心者にもおすすめです。
- ウエストから裾に向かって広がる形状
- 様々な素材で作成可能
- カジュアルからフォーマルまで対応
フレアスカートの素材選び
フレアスカートを作る際、素材選びは重要なポイントです。
素材の特性によって、スカートの印象や着心地が変わります。
- コットンは日常使いに最適で最もポピュラーな素材です。
- シフォンは軽やかで華やかさが際立ち、ドレスコードなテキスタイルです。
- ポリエステルは手入れが簡単で日常着からフォーマルまであらゆる場面で使えます。
素材を選ぶ際は、着用シーンやデザインに合わせて選ぶと良いです。

フレアスカートの製作手順
フレアスカートの製作は以下の手順で進めます。初心者にも簡単に取り組めるプロセスです。
必要な材料と道具を揃えるところから始めましょう。
- 生地:スカート用布地
- 裁縫道具:はさみ、針、糸、ミシン
- 型紙:正確なサイズ作成に必須
次に、型紙を作成して製作を進めます。
型紙の作成
型紙はフレアスカートを作る上で最も重要なステップです。
ウエストサイズやスカートの丈を考慮して、型紙を作成しましょう。
- ウエストサイズを正確に測る
- スカートの丈を決める
- 裾野縫い代は多めにとっておく
- 型紙に反映させる
型紙が完成したら、生地を裁断して縫製に進みます。
フレアスカートの縫製
縫製はフレアスカート作りの最終工程です。正確に進めることで、美しい仕上がりになります。
裁断した生地を型紙に合わせて縫い合わせます。
- 側面を縫い合わせる
- ウエスト部分をゴムやベルトで仕上げ
- 裾をミシンで始末
縫製が終わったら、仕上げの調整を行い完成です。
フレアスカートのスタイリング
フレアスカートはトップスやアクセサリー次第で多彩なスタイルを楽しめます。
季節やシーンに応じてアレンジすることも可能です。
- カジュアル:Tシャツとデニムジャケット
- フォーマル:ブラウスとジャケット
- 春夏:明るい色や軽い素材
- 秋冬:暖かい素材や落ち着いた色
フレアスカートを自由にスタイリングして、自分らしいコーディネートを楽しみましょう。
リネンエプロンの具体的な作り方
リネンのエプロンフレアスカートの作り方についてあくまでスカートはエプロンの部分を強調していきたいので、前の身頃のスカート側にはフレアを入れません。あえて後ろの方にだけ切り開きを入れて、前の方は作業しやすいようにピタッと体にフィットする形で整えていきます。

後ろの方はウエストから裾に向けて型紙を切り開き、裾の方だけ15cmから20cm開いていきます。
裁断するときには地の目を「横」にして一枚の布をフルに使う♪
通常、服を作るときには布の地の目を縦地において生地の方向性と型紙の方向を合わせて裁断していきますが、今回は敢えて地の目を横において一枚の布の状態で裁断を行います。
詳しくは動画を参考に御覧ください♪
こうすることによって後ろのエプロンスカートの裾の方だけ丸く半円状態に開いていきます。
この状態で全体のエプロンを切り開いていきます。切り開いたエプロンのウエスト部分は内カーブの状態になっていくので、内カーブになったところに1cmの縫い代の半分(約5mm)のところに小刻みに切り込みを入れておきます。

切り込みを入れたら、前脇エプロンの胸当てのところからウエストラインに向けて、カーブではなく角を今回も作ってきたので、この角の部分に共布を当ててこの部分の折り返しを作っていきます。


今回はバイアステープを使わずに、ウエストの縫い代を三つ折りで縫う方法で縫いましたが、ウエストラインは切り込みを入れて細く耐久力が弱くなっているため不安な方は、当て布をつけた角の部分から腰紐をバイアステープのように縫い合わせていってもいいでしょう。
ウエスト部分は腰紐と一緒に縫い合わせて、ウエスト分だけ長く腰紐を作るということですね♪

そうすることによって、ウエスト部分の補強ができて、紐をぐっと引いてもエプロンの前はぴったりと体につき、後ろの方はフレアーの入ったスカートという形になります。
リネンのエプロンフレアスカートの作り方について、あくまでスカートはエプロンの部分を強調していきたいので、前の身頃のスカート側にはソフトなフレアを入れません。あえて後ろの方にだけ切り開きを加えてあります。
前の方は作業しやすいようにピタッと体にフィットする形で整えていきます。

また、前回と違い、裾の縫い代は直線ではなく、後ろの方は緩やかな曲線のカーブを描いています。
これは縫い代の外側に向かって縫い代が広がっているということです。

そのため、縫い代は1cm程度と少なく三つ折りにして縫い代の幅を狭くして裾の重みを減らします。
これで完成です。


ちょっぴりフェミニンなエプロンに後ろだけフレアたっぷり寄せて生地を贅沢に使ったりネンのエプロンドレスの完成です。
自分の手持ちのエプロンでも少し裾を広げてみるだけでも違った印象をもてるエプロンドレスの完成です。ぜひ試して見てくださいね♪