【浴衣リメイク】今年の花火大会は浴衣をアレンジ!アジアン浴衣にリメイク!(上衣)
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【浴衣リメイク】今年の花火大会は浴衣をアレンジ!アジアン浴衣にリメイク!(上衣)

さぶりん
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紫朝顔の息吹香る浴衣をアジアン風に!

夏の光をまとう薄緑の浴衣が、40代の女性を優雅に包み込みます。

まるで雑誌の1ページから飛び出してきたかのような、その洗練された着こなしにご注目ください。


しとやかな地色に鮮やかな紫の朝顔が咲き誇る浴衣は、伝統美と現代的な感性が融合した逸品です。これは浴衣をアジアン風にリメイクしてみた上衣です。

夏の作務衣を思わせる袖なしの肩が涼しげな印象を与えつつ、プロのモデルのような佇まいを演出。紐はあえてシンプルに結び、全体のシルエットを際立たせることで、大人の女性が持つ知性と落ち着きが引き立ちます。

この夏あなたの魅力を最大限に引き出す、浴衣をアジアン風にリメイクした新しい浴衣スタイルに挑戦してみませんか?

浴衣上衣をチョゴリ風にアレンジ

「この夏一枚は欲しい」と思う普段着風作務衣もどきの韓国風チマチョゴリを意識した「チョゴリ風上衣」です。

これから夏にかけて、せっかくある浴衣をちょっとイメージチェンジして新しいスタイルに変更してみませんか?

実際の「チョゴリ」はアンダーバスト丈程度の短いスタイルに胸元でリボンを結ぶスタイルです。

紐を似たような位置につけての「チョゴリ風」と名付けてイメージしたものなので実際のチマチョゴリと全く違う点をご理解ください。

このまま着ても十分素敵な浴衣ですが、ところどころに小さなシミがあります。

元々この小さなシミがあることでアレンジして「シミを隠して着れるようにしたい」というのが本音です。

浴衣リメイクは裁断前に見積もりを立てながら

完成イメージデザイン画

希望はアジアン風浴衣スタイル。紐の位置を作務衣と同じようなウエスト位置にすれば、老舗旅館にある作務衣スタイル風にすることも可能です。

今回は紐の位置を少し高い位置にして、韓国の「チマチョゴリ」を意識したアジアンスタイルのチョゴリ風上衣です。

上下に分けて、上はチョゴリ風、ボトムスはシンプルにタイパンツをイメージしたアジアン風スタイルのリメイクです。(下衣は次回掲載予定)

リメイクはまず上衣から始めます。

さぶりん
さぶりん

はじめに浴衣の風合いを崩さずに、どの部分をリメイクしていくのか予測をたてていきます。

上衣をリメイクする3つのポイント
  • 前あきの合わせ部分を固定する
  • 丈の長さを決める
  • 袖をとって袖ぐりのあきを狭くする
  • 合わせ位置の紐の位置を決める

前あきの合わせ部分を固定する

 浴衣のままなら上衣の胴回りが大きすぎるため、前あきの合わせ位置を確認し、ボタンは使用せず、スナップボタンで風合いを壊さないイメージを保ちます。

今回はトップスのチョゴリ風スタイルでいきます。浴衣をそのまま試着して、胸の開き具合を調整し、スナップボタンを付ける位置に待ち針をうち、スナップボタン付け位置に印をつけておきます。

丈の長さを決める

次に丈の長さを決めていきます。

今回は上下セットで作成予定なので、上衣の長さだけで決めるのではなく、残った残布でパンツを取る長さを確認して上衣の長さを決めていきます。

おおよそ、浴衣着丈を半分に折った長さを参照に好みの長さに揃えます。

今回は残りの布で。パンツスタイル風にボトムズを作成するため、おおよそ丈の半分の長さで裁断します。

位置を決めたら上衣の裾の長さで縫い代3cm程度を目安にして裁断していきます。

袖をとって袖ぐりのあきを狭くする

次に両袖をそれぞれ外していきます。浴衣の縫い代は既に始末してある状態なので、始末はほどかずに、広く開いたあきぐちを後ほど狭くまつります。

袖は脇あき部分からどれくらい閉じていくのか見積もっておきましょう(今回綴じる長さは10㎝)

ほどいた袖をさらにほどいて長尺の長さに戻しておきます。

袖をほどいて広げた状態

作務衣のように両脇を紐で結んでいくので上衣を半分に折り、紐付け位置に待ち針で印をしておきます。(または左右両方の袖付け位置にチャコペンで印をしておきます。

紐付け位置に印をつける

下準備完了。浴衣をチョゴリ風にリメイク!

前あき部分にスナップボタンを付ける

1 まずは前中心の合わせの位置に、はだけないようにスナップボタンをつけます。始めにチャコペンで付けた位置にスナップボタンの凹凸をつけておきます。

 次に両脇を閉じるための紐を作ります。

これは先ほどほどいた袖の片方を使って紐を4本とっていきます。

この4本の紐がチョゴリ風の紐になります。

片袖
縦長に4本分カット

紐の幅は6㎝、紐の長さは袖の縦の長さをそのまま使い、それぞれ2等分しておきます。表と裏を間違えないように裏に軽くチャコペンで印をつけておきましょう

形を作るには、まずは付属品から

縫い合わせるのは、あとのほうにして、先に細かな付属品を作成していきます。

今回は付属の紐のみが細かな作業になるため、先に紐の作成に入ります。紐の作成方法については2通りの方法を解説しておきます。

それぞれ自分の手持ちの浴衣に合うやりやすい方法で検討してみましょう。

A 紐を縫う方法(中表に縫い合わせる方法)

紐は中表に折り、端から5㎜(ミシンのアタッチメントの幅と同じ)に合わせてミシンをかけます。片方の端までミシンをかけたら、角の縫い代を切り落として表に返します。

紐の出来上がり幅は2,5cm程度のため、手持ちの竹尺(上画像)があれば竹尺を使って表に返すといいでしょう。

竹尺がなければドライバーなど細長い棒のものを使って返してみましょう。

出来上がり幅はあくまで参考程度ですが、2㎝もしくは1,5cmと出来上がり幅を狭くした場合は、幅が狭すぎて表に返すのが非常に困難になるため、この方法はお勧めできません。

もしも中表にして1,5cm幅など狭く縫ってしまった場合は、ループ返しなどを使って表に返すようにしましょう

B 紐を表から直接縫う方法(縫い代を織り込んで縫う方法)

もう一つの紐を縫う方法として縫い代を先に織り込む方法もあります。

これは簡単にできるように見えますが、若干コツがいります。

縫い代を先に織り込んで外回りを縫い込んでいく方法です。

全体の幅を上下そろえてミシンで縫い、端まできたら縫い代がきちんと同じ長さでそろうようにして角を縫い進めます。

角まできたら、あとは「わ」になった紐の縦長のほうを縫って出来上がりです。

紐は4本すべて作っておきましょう。

Aの方法では中を縫いあわせて表に返し、再び外側をミシンで縫い込んである状態です。

Bの方法では外側だけを縫い込んである状態で、どちらも出来上がりだけを見たら変わりません。

初心者の方は、簡単にきれいにできるAの方法をおすすめですよ♪

さぶりん
さぶりん

この紐の位置を、ウエストよりも10センチほど高く、上衣の約半分丈になるように、トップスの半分の長さの位置につけます。

紐のミシンをかけるのは青色で丸印をしている3か所のみです。

ミシンで身ごろに縫い付け、折り返して上からステッチミシンをもう一度かけます。

(生地を上下さかさまにしてミシンをかけたため、同じ向きに見えますが、紐は反対側へ返してあります)

ミシンをかけるのは下前左右の2か所と上前の脇側(青丸の3ケ所)で、残りの上前(赤〇)は、表に見える位置になるため、今回は手縫いでまつりミシン目を表に出さないようします。

ミシンをお持ちの方は,すべてミシンでやっても構いませんが、より丁寧に仕上げたい場合はすべて手縫いでする方法をお勧めします

手まつりで作成する方法

手まつりの場合、身頃と縫い合わせる(①)時には本返し縫いでまつり、折り返して表から縫うとき(②)にはたてまつりで縫い、糸が表で目立たないように縫います。

①本返し縫い
②たてまつり
合わせて読みたい
洋裁の基礎の縫い方
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広口袖ぐりを閉じてまつる

この方法は和裁でよくある「くけ縫い」の意味を指しますが、布端を折り返して縫い目が表にでるのを極力少なく目立たたないように縫い留める手法をいいます。

洋裁では使用することは少なくなりましたが、すでにこの袖口縫い代は始末されており、開きすぎた袖ぐり幅をこの方法で、必要寸法に綴じてまつることがベストと思われます。

はじめに決めた袖ぐりあき部分の止の位置(袖下あき部分から約半分(もしくは10cm程度))縫い留める部分に針を通し、袖下部分をきちんとそろえて前後2枚を縫い留めます。

②次に片方の中を通り針を出し5mm程度中をくぐって針をに出し反対側に糸を渡し、同じように5mm中をくぐって針を出します。これを袖下あき止まりまで糸を渡したら、最後に糸を留めて出来上がり。

2枚の間を渡した糸はちゃんと糸を引けば、縫い目は見えません。

裾の始末をする(三つ折りミシン)

最後は裾の始末です。

裾は3cmを三つ折りして約1,5cm幅の裾幅でミシンをかけていきます。

さきに3cm幅のアイロンをかけ、再度その3cmを中に折り、出来上がり幅を1,5cmにします

裾は縫い代をところどころ待ち針で止めておいてください。

このとき全体を留めておくと、縫い代側に一部だぶつくところが出てきます。

だぶつきのある部分は若干カーブになっていて縫い代側が広くなっているため、小刻みに待ち針をうち、だぶつきを分散させておきます。

初心者の方は待ち針のまま縫わずに、必ずしつけ糸でしつけをかけてから縫い進めましょう。

このだぶつきはこのままほっておくとミシン目でずれが生じる原因となります。このだぶつきは目打ちを使ってミシン目の中に押しこみながら縫いすすめます。

固定した待ち針は縫う直前まで外さないことがポイントです。(外した時点でだぶつきが次の枠に流れていき、縫い代側にしわが生じてきます。)

これでチョゴリ風トップスの完成です。

ポイントを押さえれば簡単にできる浴衣のアレンジになります。ぜひ試してみてくださいね!

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ABOUT ME
さぶりん
さぶりん
生涯学習洋裁インストラクター
1967年霧島市生まれ。文化服装専門学校卒。現在は洋裁教室を行いながら、ボランティア活動など幅広く活動中。2022年10月よりブログを開始。家庭で洋裁を行う方法について随時発信中
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